M&A人材育成塾

第16回「M&A実践実務講座」(全5回 短期集中タイプ)(実施済)

第16回「M&A実践実務講座」は、平成26年2〜3月に、全5回のプログラムで実施いたしました。企業の経営企画部門、財務部門等のM&A実務担当者やM&Aのアドバイザーを目指している方などを対象にしたM&A実務の基礎知識を習得するカリキュラムです。
アジア地域と欧米地域に分けたM&A実務の留意点など、M&Aに関するカレントな事例、トピックスも取り上げ、分かりやすく解説、業務への活用が可能な講座です。また、週2回の講義を実施し、業務への負担を軽くした短期集中講座として開催しました。

〈プログラム1〉 平成26年2月18日(火)18:30 〜 20:30

テーマ M&Aマーケットの現状と動向
講師 丹羽 昇一氏
株式会社 レコフデータ 執行役員
    【カリキュラム】講義風景
  • T 最近のM&A市場の動向(M&Aデータから見た)
    M&A市場のトレンド、関連法制度・会計制度の整備、マーケット別データ(件数、公表金額)、事例と特徴、投資会社のM&A、MBOの動向、TOBの動向、M&A市場化の進展、買収防衛策の導入状況、M&A市場で起こっていること
  • U M&Aの目的と効果
    M&Aの形態と意義、スキーム選択のポイント、M&Aの目的・メリット、M&Aと設備投資等との比較、M&A戦略、企業の成長ステージとM&A
  • V M&Aの成功と失敗
    成功するM&Aプロセス、企業価値の視点から見たM&A成功のポイント、戦略的M&Aの構造類型
    【受講者の感想(抜粋)】
  • M&Aの現状と動向がよくわかり、良かったです。
  • よくまとめられたデータを基にして、大変わかりやすい説明でした。
  • データが豊富で、M&A動向の概論として理解しやすかったです。
  • M&Aに関するデータに基づいた分析について非常に興味深く拝聴できました。
  • M&Aの種類等、基礎を広く学べた点が良かった。
  • 年代ごと、・マーケット別・金額等で分類されている資料は見やすく、参考資料としても役に立つと感じました。
  • スキーム選択のポイント、M&Aの目的・メリットの部分が有益でした(K社とS社の合併交渉が合意に至らなかった理由など)
  • M&Aを自社が仕掛ける前に自社の強みを見極める等の視点は役に立ちました。

〈プログラム2〉 平成26年2月21日(金) 18:30 〜 20:30

テーマ M&A実践のプロセスと交渉戦略
講師 福田 直樹氏
みずほ証券株式会社 投資銀行部門 ディレクター
    【カリキュラム】講義風景
  • T M&Aのプロセス
    プロセス、関連する主な法規制、アドバイザー、取引の類型
  • U 企業価値評価とデュー・ディリジェンス
    企業価値と株主価値、企業価値評価の手法と分析例、提案書/入札書、デュー・ディリジェンス(目的、調査事項、等)、会計上・税務上のトピック、資金調達
  • V 買収契約
    買収契約書に含まれる主な項目例、デュー・ディリジェンスと買収契約交渉(例題)
  • W 対外発表とクロージング
    買収契約書の締結と対外発表、クロージング(買収完了)までの手続き例、クロージング調整、クロージング(取引完了)
  • X M&Aプロセス検討に際してのその他のトピック
    海外における手続きの例(海外競争法、外資規制、など)
  • Y まとめ
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • ケースに沿って高尚の勘所を具体的に説明していただいたので、理解することができた。
  • 説明とともに、事例別の解説を聞くことができ、理解が深まった。
  • M&Aのプロセスの概要がコンパクトにまとめられていて良かったです。
  • 実際のM&Aの実務の流れがイメージでき、良かったです。講師の方も現場経験が豊富で、説明も非常にわかりやすかったです。
  • 資料に加えて、経験上のコメントがとても良かったと思います。
  • 時間の制約のある中で、M&Aの実践について、概要と過程で注意すべき点を的確にご説明いただき、今後の行動のガイドとなる内容であった。
  • 実践に基づいたかなり詳細なご説明でしたので参考になりました。
  • ケースによる判断の例示は大変勉強になった。
  • DDの受容性についてよく理解できました。また、契約段階における具体的な問題と対策方法が非常にわかりやすく、良かったです。
  • 事例形式での交渉におけるオプションの考え方などの説明が理解しやすかった。

 


〈プログラム3〉 平成26年2月25日(火)18:30 〜 20:30

テーマ バリュエーションの基本とプライシングの考え方
講師 岡 俊子 氏
株式会社マーバルパートナーズ(旧社名アビームM&Aコンサルティング株式会社) 代表取締役
    【カリキュラム】
  • 講義風景 T バリュエーションの基本
    企業価値と事業価値と株主価値、バリュエーション手法と算定の方法(グループワーク)
  • U 分析目的のバリュエーション(グループワーク)
    スタンドアローンバリュー、シナジー効果の定量化、適正なプライシング、事業計画に表れる意図
  • V 説明目的のバリュエーション
    TOBの論点、算定書とフェアネスオピニオン
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • バリュエーションの全体像について、わかりやすく解説していただけた。
  • バリュエーションの実践について、具体例を挙げ、交渉の現場で各社がどこに苦労し、何を考慮、注意して取り組んだのかを詳しく聞くことができた。
  • 本音トークを織り交ぜながらの講義で、バリュエーションについての留意すべき点など有意義な知識が得られました。
  • インタラクティブな講義で、緊張感もあり、考える余地もあり、大変理解が進みました。参加意識を高める工夫もあり、もっとお話を聞いてみたいと思いました。
  • グループでのディスカッションは、他の参加者の視点を知ることもできて非常に有意義であった。
  • テキストが視覚的に非常にわかりやすく、また、講師の説明も大変丁寧でわかりやすかったです。
  • バリュエーションの基本のみならず、売り手・買い手双方の視点での見方の説明もあり、大変有意義な内容であった。
  • 非常に実践的で、有益な内容であった。

 


〈プログラム4〉 平成26年2月28日(金)18:30 〜 20:30

テーマ アジア地域のM&Aの実務
‐日本とアジアのM&A環境の比較
‐日本企業の担当者が注意すべき基本的なポイント
講師 小黒 健三氏
代官山ビジネスコミュニティ合同会社 代表社員/公認会計士 
(元PWC  シニア・マネージャー)
    【カリキュラム】講義風景
  • 1.データと歴史からみるアジア案件
    IN−OUTマーケットの推移(地域別件数・金額、国別)、今後の中国案件について、アセアン諸国の捉え方、日本のアジアM&Aの位置づけ、欧米型M&Aから学べること
  • 2.標準系と比較したアジア案件の特徴
    日本のアジア案件での特殊性、アジア案件のプロセス、
  • 3.アジア案件の価格交渉と評価
    成長市場の評価の難しさ、価格交渉の表裏、アジア企業の評価手法、ビジネス調査
  • 4.スキーム検討上の考慮点
    目的と想定エリア、スキームの説明、持分比率、リスク回避に向けたスキームプラン、規制の違い
  • 5.アジア案件のリスクへの対処
    典型的なディールキラー、認識されるリスクの対処、危機管理、コンプライアンス・イシュー
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • アジアM&Aのリアルなお話を聞けたことが良かった。
  • 講義の内容はとても有益でした。
  • 忠実に資料に沿って話されていたので、わかりやすく良かったです。
  • 実体験に基づいた話が多く、教科書には載っていないアジアでのM&Aにおけるリアリティが実感できてよかったです。
  • 実践的な話の多いプレゼンや資料でよかったです。
  • 実例を交えての講義内容で、非常に興味深かったです。
  • アジアのディールが欧米のものとかなり異なる状況であることが理解できた。実例を項目別にいろいろと紹介いただいたのも良かった。
  • さまざまな実例を通じて、コンプライアンスに敏感な日本企業が買い手という弱い立場におかれた中で、バランスをうまくとりながら交渉していくのが重要であるということが良く理解できました。
  • 限られた時間の中で、概要と具体例がわかりやすく網羅されていたと思います。
  • アジアM&Aの具体的な事例に基づいた話しを聞けたのは良かった。
実例に基づき、実践的な内容を話されていた点が良かったと思います

 


〈プログラム5〉 日時:平成26年3月4日(火)18:30 〜 20:30

テーマ 欧米地域のM&A実務上の留意点〜日本企業におけるPMIの課題
講師 竹田 年朗氏 
マーサージャパン株式会社 グローバルM&Aコンサルティング プリンシパル
    【カリキュラム】講義風景
  • 0 はじめに
    M&Aの難度、PMIのパターン、日本企業が抱えるPMIの課題、M&Aの全体像と組織・人事タスク
  • T 欧米地域のクロスボーダーM&Aの特色(組織・人事)
    CEOの報酬、報酬の水準、ほか
  • U 考えられるリスクに見合った効率的な人事DDの実施
    組織人事のデューデリジェンス(3つの目的)、典型的タスク、Transaction Risk、退職金・年金のデューデリジェンス、ほか
  • V 現経営者の見極めとリテンション
    現経営者リテンションの難しさ、経営者リテンション・経営者報酬(人事DDのポイント)、ほか
  • W PMIのデザインと備え
    ガバナンス設計、経営体制とレポーティングラインの設計、人事三権の確立、次世代経営者・キーパーソンのアセスメント、PMIアクションプラン、ガバナンスを利かせるポイント、100日プラン策定、ほか
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • M&Aの関連書籍には載っていないような実践的なお話が聞けた。
  • PMIがいかに重要かが良く理解できました。
  • 難しい内容を平易な言い方で、また経験に基づく例を織り交ぜて話されていて良かったと思います。
  • 熟練された実務経験に基づいての講義でしたので参考になりました。
  • 話し方も面白く、それでいて、言葉には重みがあり、非常に興味深く聞くことができました。
  • ガバナンスの重要に関するお話は大変感銘を受けた。