M&A人材育成塾

第18回「M&A実践実務講座」(全5回 短期集中タイプ)(実施済)

 第18回「M&A実践実務講座」は、平成26年10月に、全5回のプログラムで実施いたしました。企業の経営企画部門、財務部門等のM&A実務担当者やM&Aのアドバイザーを目指している方などを対象にしたM&A実務の基礎知識を習得するカリキュラムです。
アジア地域と欧米地域に分けたM&A実務の留意点など、M&Aに関するカレントな事例、トピックスも取り上げ、分かりやすく解説、業務への活用が可能な講座です。また、週2回の講義を実施し、業務への負担を軽くした短期集中講座として開催しました。

〈プログラム1〉 平成26年10月14日(火)18:30 〜 20:30

テーマ M&Aマーケットの現状と動向
講師 丹羽 昇一氏
株式会社 レコフデータ 執行役員
    【カリキュラム】丹羽講師
  • T 最近のM&A市場の動向(M&Aデータから見た)
    日本のM&A市場のトレンド、M&A関連法制度・会計制度の整備、マーケット別データ(件数、公表金額)、事例(集約化、業界再編など)と特徴(戦略面、目的など)、投資会社のM&A(機能、役割など)、MBOの動向、TOBの動向、M&A市場化の進展、買収防衛策の導入状況、M&A市場で起こっていること
  • U M&Aの目的と効果
    M&Aの形態と意義、スキーム選択のポイント、M&Aの目的・メリット、M&Aと設備投資等との比較、M&A戦略、企業(事業)の成長ステージとM&A、ほか
  • V M&Aの成功と失敗
    戦略的M&Aのプロセス、成功するM&Aプロセス、企業価値創造とM&A、戦略的M&Aの構造類型
    【受講者の感想(抜粋)】
  • 資料に記載されている内容を、講師の方が具体例を交えながら補足説明して下さった点が良かったです。(通信)
  • 実際のM&Aの経験談(情報サービス)
  • M&Aの具体事例をもとに注目すべき点がどこかわかり易く説明いただけた。(食料品)
  • 経験年数は1年にも満たないのですが、実務を行っていると、どうにかしてシナジーを見出さなければと固執してしまうことが多々あります。M&Aはあくまでも経営戦略の手段の一つということを忘れず、客観的な分析を心がけるきっかけを作って頂きありがとうございます。(IT)
  • M&Aの種類、その特徴、動向についてはわかりやすかった。(化学)
  • M&Aにも買収型や合併型の違い、スキーム選択の判断、またM&Aは企業の投資活動が本質で外部成長を狙う投資活動で日本ではまだまだ、10-12兆円で全体の投資金額の5分の一であること。また、M&Aの目的も売り手買い手の目的で様々なケースが有るのが良く解かった。最後の日本電産の永守社長の7ケ条も興味深かった。(総合商社)
  • いわゆる教科書的な事柄だけでなく、サントリーとキリンの統合の破たんの原因などホットなトピックなどをちりばめて話されていたので、生きたM&Aの知識を習得する事が出来た。(精密機器)
  • 初心者にイメージしやすく解説をしてくれてよかった。まずは、M&Aとは何なのか?何のために、どんな手段で実施され、こんな実例がある。。という、とてもわかりやすい内容でした。
  • M&Aの成功と失敗のポイントは大変分り易く理解できました。(食料品)
  • M&A実務の大枠を掴むという意味では有効な講義内容でした(IT)

〈プログラム2〉 平成26年10月17日(金) 18:30 〜 20:30

テーマ M&A実践のプロセスと交渉戦略
講師 福田 直樹氏
みずほ証券株式会社 投資銀行部門 ディレクター
    【カリキュラム】福田講師
  • TM&Aのプロセス
    プロセス、関連する主な法規制、アドバイザー、取引の類型
  • U 企業価値分析とデュー・ディリジェンス
    企業価値と株主価値、企業価値評価の手法と分析例(市場株価、DCF、類似企業比較)、初期的提案書/入札書、デュー・ディリジェンス(目的、調査事項、等)、会計上・税務上のトピック、資金調達
  • V 買収契約
    買収契約書に含まれる主な項目例、デュー・ディリジェンスと買収契約交渉(例題)
  • W 対外発表とクロージング
    クロージング(買収完了)までの手続き例、クロージング調整、クロージング(取引完了)
  • X その他のトピック
    海外における手続きの例(海外競争法、外資規制、など)
  • Y 最後に
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • 実例を使ったQ&Aとその解説(情報サービス)
  • 具体的なシチュエーションの中で、どのように対処・対応すべきかを考えることができ、とても有意義であった。(食料品)
  • 時間に余裕がない中でも受講者の意見を聞き、フィードバックしてくれようと頑張ってくださりありがたかったです。FA、会社、ファンドの各視点を教えていただき、M&A交渉の全体像を少し深く知ることができました。(IT)
  • 具体例が多く理解がしやすかった(情報提供サービス)
  • 例題があり、考えながら受講できた点が良かった。(通信)
  • 事例に基づく具体的な留意点や、対応の在り方を解説してもらいましたので理解が進みました。(建設業)
  • 具体的事例、かつ体験した事例を、話されている説明は良かったと思います。(経済団体)
  • 具体例を使用しながらの例題で企業買収ではDDとバリュエーションと価格以外の契約条件(権利義務)が三位一体として、臨機応変に対応していくべきなのが良く解かりました。(総合商社)
  • 交渉の具体的な裏側など大変参考になりました。(食料品)
  • 買収契約に失敗に陥りのポイントの解説がためになった。(化学)

〈プログラム3〉 平成26年10月21日(火)18:30 〜 20:30

テーマ バリュエーションの基本とプライシングの考え方
講師 岡 俊子 氏
株式会社マーバルパートナーズ(旧社名アビームM&Aコンサルティング株式会社) 代表取締役
    【カリキュラム】
  • 岡講師 T バリュエーションの基本
    企業価値と事業価値と株主価値、企業価値のフレームワーク、バリュエーション手法と算定の方法(グループワーク)
  • U プライシングの実務
    バリュエーションとプライシング、事業計画、スタンドアローンバリュー、DDの目的、シナジー効果の定量化、DDとM&Aの成否、事業計画に表れる意図、重要な説明責任、TOBの論点、算定書とフェアネスオピニオン、M&Aを成功に導くKFS
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • 事前課題を踏まえた資料構成で、理解が深まった。先生の話が、教科書等に書いていない経験に基づいたM&Aのポイントが聞けてためになった。(化学)
  • 専門用語・考え方の整理ができた。(情報サービス)
  • DCF法、マルチプル法の具体的な計算方法が良く理解できた。グループワークで他企業の方と触れ合えたのもとても刺激となり、良かった。(食料品)
  • 例題が多数入っており、解きながら理解を深められた点(通信)
  • 具体例に基づいたお話が良かったです。また、平易な説明も良かったと思います。(経済団体)
  • 企業価値 DCF法のワーク 株主価値の算出や、具体的なバリュエーションの種類や、目的等、各種の専門書に記載されている事の意味が理解は難しいですが良くわかりました。(総合商社)
  • 参加型講義は受講者がとまどいながらも話し合うきっかけになりました。実務を経験された他社の経営企画の方々のご意見を少しながら聞けて大変有意義でした。また、クロージング後のマネージメントに対するノウハウも垣間見ることができ、良かったです。(IT)
  • 各プロセス・ケースにおいて要所を具体的に示し、実践的アドバイスをいただけたと思います。理解が深まりました。(建設業)
  • M&AのPDCAをやると失敗の要因は経営者。M&Aを成功させる条件(特に、シナジー効果、戦略との適合性の深堀)。(食料品)
  • 買い手側・売り手側の事業計画などをケースバイケースでグループワーク出来たのは良かった。(情報サービス)
  • プライシングについて、単なる技術論ではなく、バックに流れる考え方が理解できた。(精密機器)

 


〈プログラム4〉 平成26年10月24日(金)18:30 〜 20:30

テーマ アジア地域のM&A実務上の留意点と対策
‐日本企業の担当者が注意すべき基本的なポイント
講師 小黒 健三氏
代官山ビジネスコミュニティ合同会社 代表社員/公認会計士 
(元PWC  シニア・マネージャー)
    【カリキュラム】小黒講師
  • 0 初めに〜最近の事例から
  • 1.アジアM&Aを俯瞰する
    地域別M&A案件の推移(地域別件数・金額、国別)、中国からアセアンの流れ
  • 2.アジアM&AのFAQ
    アジア投資を考える持分議論、事例考察(段階的スキーム、アジアイシュー、リスクへの対応、価格交渉など)
  • 2.アジアM&AのPMIを考える
    事例考察(PMIの成功例・失敗例、スキーム)
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • 様々なアジアM&A実例の概要を知ることができ、参考になりました。また、同じくアジアの会社を対象にするM&Aでも、日本企業と欧米企業の違いを学ばせていただきましたので、両方から良い点を取捨選択できるようなスキーム作りに役立てていきたいと思います。(情報サービス)
  • 実体験に基づいたお話は、大変興味深い物でした。(経済団体)
  • 講義内容は参考になる部分が多く、非常に有益でした。(通信)
  • アジアにおけるM&Aの具体的な失敗例や成功例(IN-OUT)が現在進行中のディールもあり、大変参考になりました。(総合商社)
  • アジア地域M&Aの特徴的なポイントは理解できた。多くの事例を織り込んで網羅的に把握できた。(化学)
  • 専門家の生の情報を聞けた点。(情報サービス)
  • クロスボーダー案件で具体的にどのような文化の違い、対応があるのかを学べた。(情報データサービス)

〈プログラム5〉 日時:平成26年10月28日(火)18:30 〜 20:30

テーマ 欧米地域のM&A実務上の留意点〜日本企業におけるPMIの課題
講師 竹田 年朗氏 
マーサージャパン株式会社 グローバルM&Aコンサルティング プリンシパル
    【カリキュラム】竹田講師
  • 0.はじめに
    成功要因、M&Aの難易度、PMIのパターン、日本企業が抱えるPMIの課題、M&Aの全体像と組織・人事タスク
  • T 欧米地域のクロスボーダーM&Aの特色(組織・人事) CEOの報酬、報酬の水準、ほか
  • U 考えられるリスクに見合った効率的な人事DDの実施
    組織人事のデューデリジェンス(3つの目的)
  • V 現経営者の見極めとリテンション
    経営者リテンション・経営者報酬−現経営者リテンションの難しさ(リテンションへのステップ、金銭的インセンティブ、事例)
  • W PMIのデザインと備え
    マネジメントとガバナンスの峻別、ガバナンスの設計ポイント(ハードとソフト)、経営体制とレポーティングライン、PMI検討・実行体制、リーダーシップの融合、次世代経営者・キーパーソンのアセスメント、サクセションプラン、PMIアクションプラン、100日プラン策定、業績評価指標(ほか
   

【受講者の感想(抜粋)】

  • 豊富なケーススタディー事例は理解を深める意味で参考になりました。(建設業)
  • 講義の進め方としても、重要なポイントをしっかり強調して説明されていたので理解度は高まった。(化学)
  • 講義は、実体験に基づいた話をされていたので良かったと思います。(経済団体)
  • M&Aの局面で、組織・人事DD(HRDD)が後のPMIに大変、重要なのが良く解りました。(総合商社)
  • 講義内容自体は有益だったと感じております。(通信)
  • 社内外でのガバナンスとマネジメントの在り方の違いや、経営者の処遇や対話の様子がうかがえた。(情報データサービス)
  • 経営層のリテンションについてよく理解できた。(精密機器)
  • 対象会社のキーマンの報酬の話は相場を熟知している第三者が同席することで話がスムーズに進むことを知り得てとてもよかったです。(情報サービス)