M&A人材育成塾

20回「M&A実践実務講座」(全5回 短期集中タイプ)(実施済)

 第20回「M&A実践実務講座」は、平成27年6月に、全5回のプログラムで実施いたしました。企業の経営企画部門、財務部門等のM&A実務担当者やM&Aのアドバイザーを目指している方などを対象にしたM&A実務の基礎知識を習得するカリキュラムです。
 アジア地域と欧米地域に分けたM&A実務の留意点など、M&Aに関するカレントな事例、トピックスについても取り上げ、分かりやすく解説、業務への活用が可能な講座です。また、週2回の講義を実施し、業務への負担を軽くした短期集中講座として開催しました。

〈プログラム1〉 平成27年6月5日(金) 18:30 〜 20:30

テーマ M&Aマーケットの現状と動向
講師 丹羽 昇一氏
 株式会社 レコフデータ 執行役員
    【カリキュラム】丹羽講師
  • T 最近のM&A市場の動向(M&Aデータから見た)
    日本のM&A市場のトレンド、M&A関連法制度・会計制度の整備、マーケット別データ(件数、公表金額)、主な事例(業界再編など)と特徴(マーケット別、戦略面、目的など)、投資会社のM&A(機能、役割など)、MBOの動向、TOBの動向、M&A市場化の進展、買収防衛策の導入状況、M&A市場で起こっていること
  • U M&Aの目的と効果
    M&Aの形態と意義、スキーム選択のポイント、M&Aの目的・メリット、M&Aと設備投資等との比較、M&A戦略、企業(事業)の成長ステージとM&A、ほか
  • V M&Aの成功と失敗
    戦略的M&Aのプロセス、成功するM&Aプロセス、企業価値創造とM&A、戦略的M&Aの構造類型

〈プログラム2〉 平成27年6月9日(火) 18:30 〜 20:30

テーマ M&A実践のプロセスと交渉戦略
講師 福田 直樹氏
 みずほ証券株式会社 投資銀行部門 ディレクター
    【カリキュラム】福田講師
  • T M&Aのプロセス
    M&Aのプロセス、関連する主な法規制、アドバイザーの必要性、取引の類型
  • U 企業価値分析とデュー・ディリジェンス
    企業価値と株主価値、企業価値評価の手法と分析例(市場株価、DCF、類似企業比較)、初期的提案書/入札書、デュー・ディリジェンス(目的、調査事項、等)、会計上・税務上のトピック、資金調達、デュー・ディリジェンスを踏まえた正式提案
  • V 買収契約
    買収契約書に含まれる主な項目例、デュー・ディリジェンスと買収契約交渉(例題)
  • W 対外発表とクロージング
    クロージング(買収完了)までの手続き例、クロージング(取引完了)、クロージング調整、
  • X その他のトピック
    海外における手続きの例(海外競争法、外資規制、など)
  • Y 最後に

〈プログラム3〉 平成27年6月12日(金)18:30 〜 20:30

テーマ バリュエーションの基本とプライシングの考え方
講師 岡 俊子 氏

プライスウォーターハウスクーパースマーバルパートナーズ株式会社 代表取締役社長

    【カリキュラム】
  • 岡講師 T バリュエーションの基本
    企業価値と事業価値と株主価値、企業価値のフレームワーク、バリュエーション手法と算定の方法(グループワーク)
  • U プライシングの実務
    バリュエーションとプライシング、4つの事業計画、スタンドアローンバリュー、DDの目的、シナジー効果の定量化、DDとM&Aの成否、事業計画に表れる意図、重要な説明責任、M&Aを成功に導くKFS

〈プログラム4〉 平成27年6月17日(水)18:30 〜 20:30

テーマ 欧米地域のM&A実務上の留意点〜日本企業におけるPMIの課題
講師 竹田 年朗氏 
 マーサージャパン株式会社 グローバルM&Aコンサルティング パートナー
    【カリキュラム】竹田講師
  • 0 はじめに
    M&Aの成功要因、組織・人事視点でのM&Aの難易度、PMIのパターン、日本企業が抱えるPMIの課題、M&Aの全体像と組織・人事タスク
  • T 欧米地域のクロスボーダーM&Aの特色(組織・人事)
    CEOの報酬、各国の報酬の水準の比較、ほか
  • U 考えられるリスクに見合った効率的な人事DDの実施
    組織人事のデューデリジェンス(3つの目的、神話と現実、等)、内容と実施方法(アプローチと姿勢)
  • V 現経営者の見極めとリテンション
    経営者リテンション・経営者報酬−現経営者リテンションの難しさ(リテンションへのステップ、金銭的インセンティブ、事例)
  • W PMIのデザインと備え
    マネジメントとガバナンスの峻別、ガバナンスの設計ポイント(ハードとソフト)、PMI検討・実行体制、リーダーシップの融合、事例、100日プラン策定、ほか

〈プログラム5〉 日時:平成27年3月6日(金)18:30 〜 20:30

テーマ アジア地域のM&A実務上の留意点と対策
‐日本企業の担当者が注意すべき基本的なポイント
講師 小黒 健三氏
 公認会計士 
 やまと監査法人 代表社員 /
 代官山ビジネスコミュニティ合同会社 代表社員
    【カリキュラム】小黒講師
  • 0 はじめに〜投資の現場からのメッセージ
    グローバル・ガバナンス、関連法制度、アドバイザー
  • 1.アジアM&Aを俯瞰する
    地域別M&A案件の推移(地域別件数・金額、国別)、アジア投資に見る基本的な国の位置づけ、アジア投資の特殊性と特有の問題点
  • 2.アジアM&A実行の実務
    簿外帳簿、コンプライアンスイシュー、撤退とリスクへの対応、アジア投資を考える持分議論、事例考察(段階的スキーム、アジアイシュー、リスクへの対応、価格交渉など)、
  • 3.アジアM&AのPMIを考える
    自社の強みと案件の位置づけ、成長市場での企業評価、など

【受講者の感想(抜粋)】
【プログラム1】
  • 最近のM&Aの動向や特長が分かった点が、参考になりました。〔製造、事業企画〕
  • 全体を通してかなり分かりやすく、M&A業務は初心者の私にとっても大変有意義でした。〔製造、企画〕
  • 「M&Aの成功と失敗」の部分で、パターンを認識しておくと成功確率が高まるというご指摘が良かった。SWOT分析とM&Aを組み合わせているところも、(限られた範囲では)他の教科書等では見ていない考え方で、大変参考になった。〔医薬品、経営計画〕
  • 実務に即したお話を聞かせて頂き、有益でした。M&Aのマーケット動向については、今後の見通しについてもお伺いしたかった。〔監査法人、会計監査〕
  • M&A市場動向につき定量的にデータで説明されてよかった。〔製造、経営監査〕
  • M&A市場のトレンド、及び実際の買収事例が整理されていた点。(レジュメは今後も必要に応じ見返したい)〔卸売、リスクマネジメント〕
  • 時代の流れに沿って、M&Aの目的がどう変わってきたか、環境がどう変化してきたか説明して頂き、話に入り込みやすかった。〔物流、品質管理〕
  • データに基づきトレンドをお話いただけた点がわかりやすかった。〔製薬、契約交渉〕

講座のようす

【プログラム2】
  • ケーススタディや具体的事例を織り交ぜていただきましたので、理解が深まりました。〔製造、労務〕
  • 具体的なお話が多く参考になりました。〔情報サービス、事業企画〕
  • 講師については、事例を交えてお話しいただけたので、主体的に考えることが出来て、かつ分かりやすかったので、非常に良かったと思う。〔製造、企画〕
  • 実務でのご経験をお話しいただいたのが良かったです。〔製造、法務〕
  • ケーススタディが実践的でよかった。〔製鉄、財務〕
  • 実践に即した事例と、最新の情報をレクチュアしていただき勉強させていただきました。まさに今、M&A実務にあたっていますので、まさにピッタリのタイミングでした。〔出版他、経営戦略〕
  • 特に良かった点は講義後半に例題があって、頭の体操が出来たことです(講義の内容が記憶に残り易い)。改善してほしい点は特にありません。〔商社、事業開発〕
  • M&Aについては全くの初心者ですが、例題を用いたケーススタディを通して、M&Aの一部を垣間見ることができ良かったと思います。〔物流、品質管理〕
  • 例題を用いた解説が、非常に実践的でよくイメージが湧いた。〔化学、事業企画〕
  • 各スライドで要点・言いたいことを明確にご説明いただいたことや、例題で具体的にご教示いただいたことは、非常にわかりやすくよかったと存じます。〔製造、経営監査〕
  • 内容的には実務に即し、大変よかったです。もう少しじっくりお話を聞けたらと思いました。〔製薬、契約交渉〕
  • 質問形式での講義により、主体的に考えることができ、理解が深まった。〔商社、投資事業推進〕
【プログラム3】
  • 事前課題とグループワークにより、考えながら学ぶことが出来た点が特に良かった。岡先生の講義はユーモアもあり、内容も具体的な事例も多くて分かりやすく有意義な講義であった。〔製造、企画〕
  • 解説の中に実例を豊富にご紹介いただいたので、理解が進みました。M&Aは一筋縄では進まないとは思っておりましたが、事例をご紹介いただき、思ったよりも奥が深いことを理解しました。〔情報サービス、事業企画〕
  • ポイントが絞られており、また豊富な経験から実務の観点からも有意義なアドバイスが多くあった。例題もわかりやすく、楽しかった。受講できてよかったです。〔製薬、契約交渉〕
  • グループ討議型の講義であり,一方的な説明でなく考えながら受講することができた。〔設備工事、事業開発〕
  • 交渉事に裏表はつきもの。今回は買い手側というスタンスで参加したが、売り手側の心理や対応も理解することができて大変参考になった。〔出版他、経営戦略〕
  • M&Aの課題など本には書いていない本音の部分を聞くことができて良かったです。〔製造、法務〕
  • よかった点 @具体例を交えた説明で実際のイメージがわきやすい。A図解が多く、理屈が頭に入りやすい。Bグループ討議の課題が、受講生の経験度によらず討議できる内容で、私も参加できた。〔情報サービス、事業企画〕
  • 企業の担当者が直面するMAの具体的な課題を踏まえながら、企業価値について説明していただき、理解しやすかった。〔商社、事業投資推進〕
  • 事前課題の解説ではなく、グループワークや実務上の課題に関する講義等に時間が割かれていた点が非常に有意義だった。〔化学、新規事業企画〕
  • 受講者との遣り取り含めた講義の進め方に感銘を受けました。受講者の回答・発言に対して即興で回答する内容が絶妙で、発言した受講者を決してDiscourageすることなく、しかも役に立つ内容を解説に盛り込んでいたと感じます。タイムマネジメントも含めてお手本としたいと思います。〔商社、事業開発〕
  • How toではなく、本音ベースで何が重要かが分かった。〔医薬品、経営企画〕
  • M&Aの最新の実務の状況を赤裸々にお話しされていることが良かったと思います。〔製造、事業企画〕
  • 本質的ではありませんが、グループワーク形式で、M&Aの経験が私同様、浅い方が多く、少し安心しました。〔製造、労務〕
  • グループ討議が新鮮でした。具体的にかなり踏み込んで?お話しされてわかりやすい講義でした。〔製造、経営監査〕
【プログラム4】
  • 講座の様子 ご経験豊富で具体例をご紹介いただけるので理解が進みます。〔情報サービス、事業企画〕
  • 内容が盛り沢山であった。〔製造、経営企画〕
  • 講義の内容はすばらしく、理解が深まった。〔情報サービス、事業企画〕
  • 全体イメージが理解できた。また、具体案件が発生したときに、相談する相手が判ったことが収穫です。〔情報サービス、事業企画〕
  • 欧米、という観点ではありましたが、当然国内市場にも当てはまる内容で、現業の振り返りに大変有意義でした。〔出版他、経営戦略〕
  • M&Aの実務経験に裏付けされた、素人には考え付かない、色々な留意点をご教示頂き、ためになりました。〔物流、品質管理〕
  • 最初の数ページを丁寧にご説明いただき初級者にとって理解が進みました。また、現経営者の見極めリテンション、PMIのデザインとそなえについて、データや事例を交えてわかりやすいと思います。〔製造、経営監査〕
【プログラム5】
  • 中国のみならずアジア諸国での経験が豊富で具体的な事例等も含めてお話しいただけたことが良かった。〔製造、企画〕
  • 講師の方のご経験を通してM&A実務のやりがいやご苦労をお聞きできたのが良かったです。〔製造、法務〕
  • 内容は実践に基づいたとても有意義なものだったと思います。〔情報サービス、事業企画〕
  • 具体的な事例が多く実務の役に立つと思った。〔製鉄、財務〕
  • M&Aについて、実務経験に基づいた生の声、綺麗ごとではなく理想通りには物事は進まない点も含めて話を伺うことが出来たので良かったと思います。5回に亘って貴重な話を聞くことができありがとうございました。〔物流、品質管理〕
  • ケーススタディを織り交ぜながらの解説は分かりやすかった。〔医薬品、経営計画〕
  • アジア案件はまだM&Aでは特殊だということがよくわかりました。〔製造、経営監査〕