M&A人材育成塾

第3回 「M&A専門講座」

第3回「M&A専門講座」は、平成19年6月〜8月に、全10回のカリキュラムで実施いたしました。わが国におけるM&A時代到来の背景と成長戦略としてのM&A戦略について、具体的事例(ケーススタディ)を組み込みながら、M&Aの専門知識を、短期間で習得していただくことを目的とした講座です。

講座の様子

〈セッション1〉 6月13日(火) 18:00〜20:30

テーマ M&Aの潮流 〜成長戦略としてのM&Aと防衛のM&A〜
   

安田 育生氏・ここ数年で日本のM&Aは急激に進化した。スピード時代の成長戦略として、M&Aは必須である。また三角合併の解禁を受けて欧米のM&A先進企業やファンドによる敵対的買収にも備えなければならない。昨今のM&A動向を概観し、M&Aを学ぶことの必要性を理解する。

講師 安田 育生氏
ピナクル株式会社 代表取締役会長CEO 九州大学客員教授

〈セッション2〉 6月22日(金) 18:00〜20:30

テーマ 企業価値評価の方法と売買事例の検証
   

浦野 大介氏・M&Aの交渉過程における企業価値評価の役割と、DCF法、株価倍率法、純資産法の内容とそれぞれの関連性について解説。併せて、これまで実施されてきた日本企業の売買価格(TOBを含む)を検証。

講師 浦野 大介氏
株式会社レコフ 企業価値研究所所長

〈セッション3〉 6月28日(水) 18:00〜20:30

テーマ 非上場企業・オーナー会社のM&A 
   

小林 和也氏・昨2006年の日本国内におけるM&A件数は約2,800件だが、このうち非上場会社の案件が7割を占めている。これら非上場企業・オーナー企業のM&Aは後継者難や競争力強化を背景に、今後ますます増加するものとみられる。また、生産、販売、技術の強化等から上場企業が傘下におさめるケースもみられる。しかしながら、オーナー企業独特の経営上の問題もあり容易に事は運ばない。上場企業がこれら企業とのM&Aを成功させるための留意点や手順について、事例を用いて解説する。

講師 小林 和也氏
税理士法人 プライスウォーターハウスクーパース代表社員・パートナー  公認会計士・税理士

〈セッション4〉7月4日(水) 16:00〜18:30 〜講座終了後、懇親パーティーを行います〜

テーマ 企業再編における会計実務(実例に基づく)
   

中島 康晴氏・企業統合・企業再編に関する会計・税務を概観するとともに、最近の企業結合会計の実務、会社法における取り扱い等について、実際の企業再編事例を通して具体的に解説する。

講師 中島 康晴氏
新日本監査法人代表社員 公認会計士

〈セッション5〉7月9日(月) 18:00〜20:30

テーマ M&A交渉の舞台裏とMBOのノウハウ
〜M&A交渉の進め方と実務のポイント〜
   

安田 育生氏・M&Aの手順や様々なプレイヤーの役割を概観する。また今後大ブレークすると思われるMBOについても理解する。

講師 安田 育生氏
ピナクル株式会社 代表取締役CEO 九州大学客員教授

〈セッション6〉7月17日(火) 18:00〜20:30

テーマ グローバルファンドの対日投資戦略
   

講師写真・カーライル・グループは、世界最大級のプライベート・エクイティ投資会社で、運用総額は466億ドル(5兆5、000億円強)に及ぶ。4つの投資分野(MBO、不動産、ベンチャーキャピタル、ターンアラウンド)において46のファンドを運営し、400名の投資プロフェッショナルが世界16カ国で投資活動を行っている。
・日本に進出している巨大プライベート・エクイティ(PE)ファンドの対日投資戦略の特徴を概観。
・カーライル・グループは日本市場の魅力をどこに置いているのか。日本企業への投資基準は何か。また、パフォーマンス(収益率)向上のために、今後どういった投資戦略をとるのか。カーライル・グループの対日投資戦略を解説。

講師 安達 保氏
カーライル・グループ 日本代表

〈セッション7〉7月26日(木) 18:00〜20:30

テーマ M&Aにおける人事・組織の統合戦略
   

講師写真・M&Aを成功に導く上での「従業員の融合」の重要性について、数々のコンサルティング経験を通じて得られた実体験を踏まえ、分かり易く解説。M&Aを行う企業の経営陣が持つべき視点、取るべきアプローチをはじめ、M&A企業が陥りやすい人事・組織上のリスクとその対応策について説明。日本企業による海外企業の買収が増える中、クロスボーダーM&Aにおける人事デューデリジェンスの勘所についても解説。

講師 西口 尚宏氏
マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング株式会社
代表取締役常務/M&A部門 アジア太平洋地域統括

〈セッション8〉8月1日(水) 18:00〜20:30

テーマ M&Aにおける先端的法律問題
〜MBO、買収提案の競合、買収防衛策、安定株主工作等を巡る論点〜
   

講師写真 ・グローバルな競争に勝ち残るためには、M&Aによる積極的な経営資源の再配分が不可欠である。一方、株主軽視のM&Aに対する批判の目は年々厳しさを増している。経営陣と株主あるいは支配株主と少数株主との利害が鋭く対立する局面を中心に、M&Aにおける先端的な法律問題を検討する。

講師 藤縄 憲一氏
長島・大野・常松法律事務所 弁護士

〈セッション9〉8月22日(水) 18:00〜20:30

テーマ 世界のM&Aと三角合併解禁の影響 〜資本市場からみたM&Aの評価〜
   

講師写真・近年の世界のM&Aの注目点として、クロスボーダーのM&Aが増加していることがある。EUではTOB指令、合併指令など、企業活動や資本市場に関わる共通ルールが急速に整備されつつある。日本でも、2006年にTOB制度が改正され、2007年には三角合併が事実上解禁された。これらの影響を、国際的な資本市場の観点から分析する。

講師 藤田 勉氏
日興シティグループ証券(株) マネージングディレクター、日本株式ストラテジスト

〈セッション10〉8月29日(水) 18:00〜20:30

テーマ M&Aにおける成功と失敗
   

講師写真・日本企業のM&Aの成功、失敗事例と、その(成功、失敗)の深層にあるものを参加者とともに考える。併せて不振企業の再生や企業価値向上のための事業構造の改革を説明。

講師 冨山 和彦氏
「株式会社 経営共創基盤」最高経営責任者(CEO) 元(株)産業再生機構代表取締役専務