M&Aフォーラム

第11回M&A
実践実務講座

11th M&A Practice Course
  • 開催要領

  • カリキュラム

受講講座 短期集中タイプ(全5回 共通 計10時間)
募集人員 先着40名様
(原則、定員となり次第、締切とさせていただきます)
受講費用(お一人様) 80,000円 (全5回分、消費税込み)
開催日 8/28、8/31、9/4、9/7、9/11
開催時間 計10時間(各回共通:18:30~20:30)
開催場所

TKP赤坂ツインタワーカンファレンスセンター

東京都港区赤坂2-17-22
赤坂ツインタワー東館

  • 銀座線・南北線「溜池山王駅」(12番出口)より徒歩1分
  • 千代田線「赤坂駅」より徒歩7分
  • 千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前駅」より徒歩7分

1.M&Aマーケットの現状と動向

主な内容(予定)
  • 最近のM&A市場の動向(M&Aデータから見た)
    M&A市場のトレンド、関連法制度・会計制度の整備、マーケット別データ、投資会社のM&A、MBOの動向、TOBの動向、買収防衛策の導入状況
  • M&Aの目的と効果
    M&Aの形態と意義、スキーム選択のポイント、M&Aの目的・メリット、M&A戦略
  • M&Aの成功と失敗
    成功するM&Aプロセス、企業価値の視点から見たM&A成功のポイント、戦略的M&Aの構造類型
日時 2012年8月28日(火) 18:30 ~ 20:30
講師 丹羽 昇一 氏
(株)レコフデータ 執行役員
講師略歴 74年一橋大学卒、同年山一證券(株)に入社。主に引受・公開・IR関連業務に従事し、引受企画部長、金融法人第一部長等を歴任。98年山一證券(株)退社後、(株)レコフに入社。02年執行役員。08年会社分割により(株)レコフデータ執行役員。10年M&A専門誌月刊「マール」編集長兼務。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員。早稲田大学大学院商学研究科ビジネススクール非常勤講師。大阪経済大学社会人大学院 非常勤講師。元内閣府「M&A研究会」委員

2.M&A実践のプロセスと交渉戦略

主な内容(予定)
  • M&Aのプロセス
    • プロセス、関連する主な法規制、アドバイザー、取引の類型
  • 企業価値評価とデュー・ディリジェンス
    • 企業価値と株主価値
    • 企業価値評価の手法
    • 提案書/入札書
    • デュー・ディリジェンス
    • 会計上・税務上のトピック
    • 資金調達
  • 買収契約書(株式譲渡契約書、最終契約書)
    • デュー・ディリジェンスと買収契約交渉、買い手企業の対応(交渉の実際)
  • 対外発表とクロージング
    買収契約書の締結と対外発表、クロージングまでの手続き、クロージング
  • M&Aプロセス検討に際してのその他のトピック
    国内における審査手続、海外における手続
日時 2012年8月31日(金) 18:30 ~ 20:30
講師 福田 直樹 氏
みずほ証券株式会社 投資銀行部門 プライマリー戦略室 ディレクター
講師略歴 96年京都大学経済学部卒業。98年ミシガン州立大学経済学修士、同年日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行。主に通信業界の国内、海外M&Aアドバイザリー業務に従事。01年5月よりみずほ証券アドバイザリー第1グループ(現アドバイザリーグループ)にてメディア・通信、食品、素材、エネルギー等の業界におけるM&Aアドバイザリーを担当した他、グループ再編、買収防衛に係るアドバイスや、海外投資銀行との提携交渉にも関与。09年9月からの投資銀行調査室を経て11年6月より現職。近年の主な関与案件は、新日本石油と新日鉱ホールディングスの経営統合、日本製紙グループ本社による豪製紙会社オーストラリアン・ペーパー買収など。日本証券アナリスト協会検定会員。

3.バリュエーションの基本とプライシングの考え方

主な内容(予定)
  • バリュエーションの基本
    企業価値と事業価値と株主価値、バリュエーション手法
  • 3つのバリュエーション
    何のためにバリュエーションするのか~目的別のバリュエーション
日時 2012年9月4日(火)18:30 ~ 20:30
講師 岡 俊子 氏
株式会社マーバルパートナーズ(旧社名アビームM&Aコンサルティング株式会社) 代表取締役
講師略歴 一橋大学卒。ペンシルベニア大学ウォートン校MBA。米国公認会計士試験合格。等松トウシュロス コンサルティング(アビーム コンサルティング前身) 入社。トーマツコンサルティング(グループ内異動) 移籍。朝日アーサーアンダーセン 入社。デロイト トーマツ コンサルティング(アビーム コンサルティング前身)プリンシパル。アビーム M&A コンサルティング(アビーム コンサルティング100%子会社) 代表取締役。現在に至る。内閣府対日投資会議専門部会委員、青山学院大学大学院講師、明治大学大学院講師。企業価値評価やデュー・ディリジェンス、買収後のバリューアップ施策の立案・導入に従事。元内閣府「M&A研究会」委員

4.アジア地域のM&A実務上の留意点と対策

主な内容(予定)
  • はじめに~心構え
    戦略と実行力のバランス
  • プロセス
    日本企業のメリットと難しさ
  • ガバナンス・出資方法
    議決権、実質支配の議論、
  • 企業を取り巻く環境
    リスクある成長性市場の評価、提携候補のリスト作成、ビジネス調査
  • アジア企業のリスク
    典型的なディールキラー、コンプライアンス・イシューとその対応
  • 交渉
    交渉のポイント、交渉の現場、交渉を有利に持っていくための方策 参考事例
日時 2012年9月7日(金) 18:30 ~ 20:30
講師 小黒 健三 氏
プライス・ウォーターハウス・クーパース株式会社 シニアマネージャー トランザクションサービス 公認会計士
講師略歴 専門は日中間のM&Aを中心とするアジアのM&A支援。3年半の中国M&A部の駐在含め約8年間、約150件のM&A(うちアジア案件が100件程度)の経験を基軸に、自己の知見とPwCの専門性、海外のPwCや外部専門家とのネットワークを最大限活かした日本企業のクロスボーダーM&Aの支援をミッションとしている。 1995年東京大学経済学部卒業後、旭硝子(株)経理部、北関東の外食チェーン(株)内田を経て1998年に青山監査法人(PW)に入所。会計監査、IPO支援などを経験したのち2000年よりM&Aを専門とする。2004年後半から3年半のPwC中国M&A部での駐在を経て、2008年2月にPwC Japanに帰任。現在は、PwC Japanにおける中国ディール・チームの推進役となっている。 近年の執筆に『アジアM&Aガイドブック』(共著 第2章「中華人民共和国」、第3章「香港」担当 中央経済社)、『財務デューデリジェンスの実務』(共著 第8章「セルサイド」担当 中央経済社)など。

5.欧米地域のM&A実務上の留意点~日本企業におけるPMIの課題

主な内容(予定)
  • はじめに
    Complexityをどう判断するか、PMIのパターン、M&Aプロセスと代表的な組織・人事タスク
  • 欧米地域のクロスボーダーM&Aの特色(組織・人事)
    CEOの報酬、報酬の水準
  • 考えられるリスクに見合った効率的な人事DDの実施
    組織人事デューデリジェンス、M&Aの時間軸と組織・人事課題、退職金・年金のデューデリジェンス、ほか
  • 現経営者の見極めとリテンション
    現経営者リテンションの難しさ、処遇案の設計
  • PMIのデザインと備え
    日本企業の抱えるPMIの課題、健全なガバナンスに求められる着眼点、ガバナンスを利かせるポイント、経営幹部アセスメント、組織診断、人事制度統合、ポスト・クロージング施策、M&Aプロセスで見た日本企業進化のヒント
日時 2012年9月11日(火) 18:30 ~ 20:30
講師
竹田 年朗 氏
竹田 年朗 氏
マーサー ジャパン(株) グローバルM&Aコンサルティング プリンシパル
講師略歴 株式会社大林組、マッキンゼー・アンド・カンパニー 、ワトソンワイアット、ベイン・アンド・カンパニーを経て現職。 日本企業の海外企業買収に対して、デュー・デリジェンスからPMIまで、幅広い支援を提供している。特に最近は、買収後の買収後のガバナンス・マネジメント体制の構築、インテグレーション、海外子会社の地域再編、人事と戦略に関するグループガバナンスなどをテーマとしている。 09年12月からM&A専門誌「MARR」にて、毎月論文掲載中。著書に「人事デューデリジェンスの実務」、「合併・買収の統合実務ハンドブック」(ともに中央経済社、共著)がある。また、クロスボーダーM&Aに関する講演・セミナーも積極的に行っている。 石川県金沢市出身。東京大学法学部卒、コーネル大学ジョンソンスクール経営学修士修了(MBA)。