M&Aフォーラムは、2005年に内閣府経済社会総合研究所のM&A研究会で設立が提唱され、民間ベースのフォーラムとして発足から10年が経過しました。
この間、M&A活動が、わが国経済の持続的成長、あるいは産業・企業の成長・発展に寄与するという設立の目的に基づき、わが国におけるM&A活動の普及・啓発を図り、あわせてM&Aに精通した人材の育成を目指して、地道な活動を続けてまいりました。
2015年12月10日、皆様からのご支援のおかげをもちまして、大手町サンケイプラザにて、設立10周年記念の特別シンポジウム『これからの日本企業の経営とM&A』を挙行いたしました。シンポジウムでは、前半、M&Aフォーラム賞の選考委員長をお願いしております日本経済研究センターの岩田一政理事長に、『世界経済の展望』をテーマに記念講演を賜りました。後半は、M&A各分野の第一人者として、荒木隆光氏(三菱重工株式会社M&A戦略部長)、井上光太郎氏(東京工業大学大学院社会理工学研究科教授)、武井一浩氏(西村あさひ法律事務所パートナー弁護士)のお三方をパネラーに、また、岩口敏史氏(株式会社レコフデータ代表取締役)をモデレーターに、それぞれお願いして、『日本企業のM&A、そして経営はどう変わっていくのか』をテーマとするパネルディスカッションを実施しました。(注:荒木氏の所属は開催時)
当日は、フォーラムご関係の皆様や「M&A人材育成塾」の受講者の方、第9回までのM&Aフォーラム賞の受賞者の方など、100名を超える方々の熱心にご聴講をいただきました。お忙しいところ、岩田理事長をはじめ、ご登壇を賜りましたパネラーの皆様、また、ご聴講を頂いた皆様に、この場を借りて改めまして厚く御礼申し上げます。
M&Aフォーラムでは、今後もさまざまな活動を通して、有意義な交流を図る機会を設けるよう、心がけていきたいと考えております。